Unreal Engine 4 (UE4) 其の弐 Advent Calendar 2015の21日目のエントリーです。
このエントリーでは、らりほまさんと私(とげとげ)とのGrayちゃん対談をお送りします。コミック「ユニティちゃんを創った男たち」のように展開していけるといいなぁ。
Grayちゃんについて
今年の夏コミ(C88)で頒布した薄いUE4本(Dive to Unreal Engine 4)の表紙の女の子のです。UE4のアイドルを目指して日々精進しています。
資料や公式設定などは、Grayちゃんの設定資料にあります。
らりほまさんとGrayちゃんについて語ってみた
某日夜に、Grayちゃんについての対談(チャット)を行いました。その様子をお送りします。
とげとげ:
では最初に、らりほまさんの自己紹介をお願いします!
らりほま:
はい、らりほまと申します。今年1月あたりにUE4が動くPCを買って、それ以後 UE4 界隈にちょいちょい顔を出しています。仕事はゲーム開発とは関係ないですが、プログラミングとかモデリングとか作曲とか個人的に色々手を出しています。
とげとげ:
なかなか守備範囲広いですね!
らりほま:
完全に器用貧乏ですね!自分で色々やりたい人なので。
とげとげ:
私もプログラミング以外にもモデリングや作曲できればと思っていますが、なかなか手が出せてないですね。らりほまさんみたく、いろいろできれば、一人でゲーム作れますし。
らりほま: そうですね。UE4 だとモデルを出すのも音を鳴らすのも簡単にできるので、色々手を出していると得な感じがします。
とげとげ: らりほまさんと言えば、ダルシムですけど。そもそものきっかけは?(補足:以前のtwitterアイコンは日替わりダルシムでした)
らりほま: えーと、2ch に「一人称が「ダルシム」の女って萌える」ってスレがありまして…。
とげとげ: すごいスレタイ…w
らりほま: そのスレについて Twitter で話していたら、「ダルシムって誰?」って言ってきた人がいたんです。
とげとげ: ほうほう。
らりほま: で、教えるためにアイコンをダルシムにして「ィヨガファイヤー!」とか言ってたらウケて、以来 7 年間ぐらいずっとダルシムでしたね…。
とげとげ: なるほど。Twitterを始めた頃からずっとダルシムのアイコンを使っていると。
らりほま:
そうですね、ほとんどダルシムでしたw
とげとげ: 今はGrayちゃんアイコンですが。でも、ヨガファイヤーを吐いてますねw
らりほま: ですね。あれは Twitter でわっしーさんが「grayちゃん、ヨガファイア吐かないかな!?」と postしたのを受けて、神吉さんが描いてくださったイラストなんですよね。それを使わせてもらっています。
https://twitter.com/rikak/status/657461839857475584
とげとげ: 私もTLみていましたが、神吉さんのレスポンスも早かったですねw
らりほま: 早かったですねw びっくりしましたw そうそう、Grayちゃんについてなんですが。
とげとげ: はい。
らりほま: 神吉さんに描いていただいて、Dive to Unreal Engine 4 の表紙を飾った経緯はどんな感じなんでしょう?
とげとげ: そうですね。簡単に経緯を言うと。今年に入ってからalweiさんや栗坂こなべさんと知り合いになり、その方達を通じて神吉さんと知り合ったのがきっかけですね。私も神吉さんをフォローしていて、表紙を描いてもらう人を探していた時、神吉さんにお願いしてみたらOKしてもらった、という流れですね。
らりほま: なるほど。キャラクター案はとげとげさんと神吉さんのどちらが出されたんですか?
とげとげ: 私からですね。ここだけの話、Grayちゃん登場以前に表紙にしようと考えていたキャラがいたのですよ。
らりほま: あれ、そうなんですか。
とげとげ: 表紙の構想時はブルーマン先生を擬人化(女体化?)しようと思っていたのですが。
らりほま: はいw
とげとげ: 4.7(だったかな)でブルーマン先生がリストラされてしまって。(補足:正確には4.8でした)
らりほま: ですねw
とげとげ: Mannequin(通称:グレイマン)が登場したので、急遽そっちをモチーフにしたという流れがあったのです。
らりほま: なるほど。ではリストラがもう少し遅かったら、Blue ちゃんになっていた可能性があるんですね…。
とげとげ: そうなります。というか、最初はかなりそのつもりでしたw あとは、神吉さんに表紙をお願いする際、グレイマンを擬人化する際にいくつかお願いしていたことがあって。それは「高校生ぐらいの年代であること」「ゲームで登場しても違和感のないキャラクターであること」をお願いをしてしました。
らりほま: 「ゲームで登場しても違和感のないキャラクター」とは?
とげとげ: 例えば、衣装等は走ったり歩いたりしても破たんしにくいデザインであったり、ゲームキャラっぽく胸を大きめにしてもらったり、ってことですね。そういう意味では、グレイマンの代理が務まるデザインにしてもらったのです。
らりほま: なるほど。では最初から、3Dモデル化を前提に考えていた感じですね。
とげとげ: そうですね。アンリアルツインズのように日本発のUE4アイドルになればいいなぁ、という願いはありました。そんな願いが叶ってか3Dモデルを作って下さったのが、らりほまさんなわけですが!
らりほま: はい、今作っている最中です。ときどきTwitterでWIP を上げてたりしています。
とげとげ: 初めて見たときは、かなり嬉しかったです!
らりほま: そうですか、そう言っていただけるとこちらも嬉しいです。
とげとげ: 初めてGrayちゃん観たときの印象は覚えてますか?
らりほま: はい、一番最初に見たのはとげとげさんが Dive to Unreal Engine 4 の宣伝をしていたときだったかと思います。
とげとげ: そうですね。デビューは、あの表紙ですし。
らりほま: アンリアルツインズのモデルがなかなか来ない状況での公開だったこともあって、「可愛いし、この娘が UE4 の代表キャラクターでいいじゃん!」みたいなことを思った記憶があります。
とげとげ: おお、思いが通じた瞬間だ! で、そのときに背中が分からないからモデリングできないとtweetしてらっしゃいましたよね。
らりほま: そうです。そもそもイラストを描いた神吉さんがモデリングもできる人だったので、神吉さんが作ってくれるかな?と思っていたんですが、お忙しそうで作れそうになかったんですよね。でも、他の人が作るとなると、公開されているイラストだけでは資料が足りないかなと思ったんです。
とげとげ: なるほど。 で、それを見かけたあとに神吉さんに無理を言って資料作ってもらったのでした…。
らりほま: 神吉さん、お忙しい中ありがとうございました…!
とげとげ: ありがとうございました!
とげとげ: できた資料を送ってもらって、いくつか公式設定を追加してBlogエントリーとしてアップしたのでした。
らりほま: ですね。で、「資料が足りないからできない」と言ったら資料が出てきたので、これは自分がやらねばならんのではと思いまして…。
とげとげ: なにかプレッシャーを与えてしまったようで、すみません。
らりほま: いえいえ、そんなことはないです。UE4 の代表キャラクターは自分も欲しかったですしね。
とげとげ: そう言ってもらえると、助かります!
らりほま: Unityちゃんもいいですし、ライセンスを満たしていればUE4で使っても問題ないと思うのですが、UE4でUnity のキャラクターを使うというのも、ちょっと違和感があると思うので…。
とげとげ: 確かに、一時期UE4でもUnityちゃんをよく見かけましたね。 実際にGrayちゃんの制作に取りかかってみて、どうですか?
らりほま: 実は私、人体モデリングというのをやったことがなくて…。
とげとげ: あら、意外でした。
らりほま: 最初はフルスクラッチで始めたんですが、物凄く時間がかかりそうで、これでは終わらないと思いました。
とげとげ: ふむふむ。
らりほま: なので、改変可能な中野シスターズの鷺宮カノをベースに作成しています。
とげとげ: そんなことをtweetしてらっしゃいましたね。
https://twitter.com/rarihoma/status/656843528283156480
らりほま: 元々あるデータをなるべく崩さずに改変できると一番楽なのですが、それが結構難しかったですね。
とげとげ: はじめてチャレンジする訳ですし、そもそも他人がつくったモデルですしね。
らりほま: ですね。鷺宮カノの改変自体は以前から手を出していたので、構造はそれなりに知ってはいたのですが。
とげとげ: 私から観たら、かなりうまく改変できている様に思えますね。
らりほま: ありがとうございます!
とげとげ: 試行錯誤もTwitterにUPされてて、がんばれ!といつも応援してます。
らりほま: 嬉しいです!
とげとげ: 実際に作ってみて、楽しかった所や苦労したなど何か印象に残っている作業はありますか?
らりほま: 服や腕のラインを入れる作業が印象に残っていますね。 https://twitter.com/rarihoma/status/663686712774651905 https://twitter.com/rarihoma/status/663692921296719872
とげとげ: 苦労されてますね...
らりほま: ギルティギアのグラフィックスに関する解説記事に「こうすれば線が綺麗に出る!」みたいな情報が載っていたんです。
らりほま: 折角だからそれを真似ようとしたら、最初は凄く汚い線が出てしまってw
とげとげ: なるほど。この記事は読んでましたが、そこまで読んでませんでしたw 実際にUE4で出力もされてますね。
https://twitter.com/rarihoma/status/676308402532823040
らりほま: はい。モデルはまだ出来上がってはいませんが、確認のためにたびたび UE4 に持って行っています。
とげとげ: モデリングツールで観るのと、実際に出力するのはやっぱり違うな、とUPされた画像をみて思っていました。違った感動があるというか。
らりほま: Blender上では製作の邪魔にならないように、マテリアルはかなり簡単な作りにしてありますし、View をそのまま撮影して Twitter に上げる事が多いので、ポストエフェクトなどもかかっていません。一方で UE4 は最初からポストエフェクトが色々かかっていることもあって、リッチに見えますね。
とげとげ: なるほど。デフォルトだと、最初からポストエフェクトがいくつも有効化されてますからね。では、Grayちゃんの制作にあたっての今後の意気込みや、Grayちゃんに寄せる期待などがあれば、ぜひ。
らりほま: Gray ちゃんモデルはまだまだ制作途中ですが、もう少し設定すれば皆さんに配布して確認してもらえるレベルにはなるかなーと思うので、なるべく早く公開したいですね。
とげとげ: おお!公開されるその日が来るのを待っています!(補足:後日、年内に公開するとのtweetが!)
https://twitter.com/rarihoma/status/676429848798101504
らりほま: 期待する面としては、できれば声がつくといいかなーと!
とげとげ: うっ。がんばって声優さん探してきますw
らりほま: お願いしますw
とげとげ: では、長い間、お付き合いくださいましてありがとうございました!
らりほま: ありがとうございました!
最後に
という訳で、Grayちゃんのモデル制作も進み、少しづつプロジェクトが進行している状況です。もちろん、他の方がGrayちゃんのモデルを作ったり、イラストを描いたりしてもらうのはwelcomeなので、制作途中であっても公表してもらえればと思っています!
来年は、声優さん探しをしたいと思っています。あと、引き続きGrayちゃんをよろしくお願いいたします。
明日は、@BlackMa9さんです。よろしくおねがいします!